実にどうでもいい芸能ネタですが、ベッキーやその不倫騒動に興味があるのではなく
不動のCM女王、好感度ランキング上位のベッキーが持っている10本以上のレギュラー番組の出演枠と10社以上のCMがどうなってしまうのか、に興味があります。
そう、私が今日語りたいのは、「イメージという商品」について。
ベッキーさんが出演中のCM
※ネット上にまとめられているものをコピペしました。
おおお、すごいですね。
CM女王だった長谷川京子は口の中が虫歯だらけだという写真が週刊誌に掲載されたことで、消費者から「顔を見ると虫歯を想像する」と言われ、食品関係のCMを全部降ろされ、最終的には食品以外のCMも全てなくなってしまいました。
香里奈もまたCM女王と呼ばれ、スズキのアルトを始め多数のCMに出ていた人気キャラクターでしたが、週刊誌にスキャンダル写真が掲載されたことで一気にイメージダウンとなりCMどころか他の仕事もほとんど失ってしまい、ほぼ引退状態になってしまいました。
スズキは見る目がないのか不運なのか良く分かりませんが、アルトは香里奈(スキャンダル降板)→ベッキー(スキャンダル中) 、ソリオはKATーTUNで「ソリオな5人組」とやってましたが放映開始後すぐに1人脱退してしまい、さらにまた1人脱退者が出て目も当てられない状態に。
満を持して「スキャンダル一切なし、好感度ハイクラス」のタレントを吟味して吟味して慎重に考えてベッキー選んだ結果・・・・ベッキーはスキャンダルが過去にないのですが・・・・・今回が初スキャンダル、しかし、芸能生命の危機というぐらいの大騒ぎになってしまいました。
スズキの広報担当者、寝込むと思います。
本当に気の毒だ!!!
1本3000万円~7000万円というのがサンミュージック所属のTOPタレント・ベッキーのCM出演料相場。
これが10本なので3億~4億は稼いでいたと思われます。
今回の出来事により、ベッキー側はその大きな収入ががなくなるだけでなく、大金をかけてCMを制作し(制作費)、そのCMを流すための枠を買い(電波料)、それに合わせてポスターチラシ店頭POPなどを作ってキャンペーンを行っていた場合などは、単に出演料を返す(もらえない)だけではなくこれらの全てに対して違約金や賠償が発生します。
なぜならイメージが商品だから
そのイメージを、企業は買ったのです。高い出演料はイメージの購入費です。
芸能人やスポーツ選手・文化人などは、その存在自体がイメージそのものだと言えますよね。
スポーツ選手はやはり、
体力、健康、練習、汗、努力、仲間、連帯、勝利、力強さ、挑戦心
といったキーワードがイメージされる存在です。
タイトル(金メダルなど)を取った選手は、特に注目され、
成功者、努力の結果が報われた姿、日本の誇り
などといったさらに上のイメージとなります。
ちなみに女子レスリングの吉田沙保里が昨年末でALSOK(警備会社)を辞めることが記者会見で発表されました。芸能事務所に所属するそうですけれど、これは先々のことを考えて現役の間に道を確保しておこうという考えなのではないかと思います。
それに加え、ALSOKに所属していればALSOKの社員ですから基本的に他のCM出演や番組出演もALSONの仕切りになります。
例えば(実際にどうかは分かりませんが)
社員として破格の待遇と絶大な支援を受けている場合、ALSOKのCMに出てもきっと出演料は僅かです。
また、ライバル会社(例)SECOM の提供する番組に出演することはALSOKが許さないでしょう。
むろんSECOMもNGを出すに違いありません。
でも芸能事務所に所属していれば、フリー入札のようなもので、吉田沙保里に出演してもらいたい場合は事務所に連絡して交渉することになります。(今まではALSOKかご両親が対応)
本業のレスリングならともかく、吉田沙保里もTV出演だ、ロケだ、という話にはスイスイと対応ができなかったそうですけれど、これからはそれらを事務所が代わりにやってくれます。
ALSOKも吉田沙保里の「無敵さ」のイメージを、自社の警備の「安全と安心を提供する」という部分に重ねて、あの「ALSOK体操」を考案して一緒に躍らせるCMにしたのでしょう!
事実、吉田沙保里効果でCMはあっという間に話題になり、Youtube視聴回数もドーンと伸びました。
ALSOKは吉田沙保里を採用して正解だった、という結果になりました。
ベッキーの話に戻ります。
ベッキーに、好感度ハイクラス、スキャンダルなし、No.1ハーフタレント、
動物好きで誰からも愛される優しい性格、愛情、慈しみ、などのイメージを求めて大金を払った企業は本当に頭が痛いと思います。
違約金をいくら積まれても、失った時間は戻りません。
企業はイメージという商品を買い、そのイメージという衣を借りることで自社の商品をPRしたり社名をアピールしたりしようとしているわけで、その点を期待していたにもかかわらず、逆の効果になったからと言って今からCMを作り直したりキャンペーン商材を印刷しなおしたりする時間は無いので、一言でいえば
アウト!
という状態になります。
とりあえず、上記のCMのうち太田胃酸はさっそくCMが入れ替えになりました。
※ベッキーが出ていないバージョンに差し替え。
現場における物理的作業としては全国CMの場合、CM素材を放送する局数分作って、宅急便で送る!
20局なら20セット作って発送。
キャンペーン資材や店頭POPの回収や作り直しがあれば、その作業は想像を絶する大変さになります。
CMの仕事をあっち側&こっち側、どちらも結構長くやっていた私としては
こういう事態は、考えただけで身が凍るような出来事です。
そして差し替え作業という恐ろしい業務も経験したことがありますので、頭がクラクラします。
こういう、「スキャンダルその他何かの理由でいきなりCMが終了する」という出来事が起きると、その裏側の壮絶なドタバタやNOOOO!と絶叫する事務所、怒り狂うクライアント(スポンサー)などなど、さまざまな立場のさまざまな人々の苦悩を想像してしまいます。
もはや諸行無常!ああ無情!って感じです。
ビジネスとお金の話ばかり書きましたが、芸能人や文化人・スポーツ選手などには、人々の夢や希望、あこがれを背負っているという部分もあります。
やはり彼らは特別な存在なのです。
特別な才能や特別な運を与えられてこの世に生まれてきた「特別な人々」には、
特別な役割がどうしても求められてしまう!それも含め特別なのだろう!
ベッキーの出演CMがどのように変化(増減)していくのかを、
密かにウォッチしようと思っている私でした!(苦笑)
不動のCM女王、好感度ランキング上位のベッキーが持っている10本以上のレギュラー番組の出演枠と10社以上のCMがどうなってしまうのか、に興味があります。
そう、私が今日語りたいのは、「イメージという商品」について。
ベッキーさんが出演中のCM
※ネット上にまとめられているものをコピペしました。
▪︎2015年時点でベッキーがCM契約、イメージキャラクター契約をしていたのは以下の10社
YouTube:ベッキー CM 太田胃酸A 「星の上のベッキーさん」篇
YouTube:ベッキー ” 入浴シーン!! ”【花王 バブ CM】「突撃ベッキー」篇
YouTube:ベッキー CM マイネオ スマホ mineo 「ちゃんと安い」篇
YouTube:ベッキー CM アルト ALTO スズキ SUZUKI Japan cm
YouTube:スタジオアリス 「七五三CM(9月)」ベッキー
YouTube:損保ジャパン日本興亜ひまわり生命 「ながーい看板」ベッキー 関
YouTube:ローソン新cm ベッキー&柳葉敏郎 Lawson
YouTube:ベッキーがソースネクストのイメージキャラクターに【前編】
おおお、すごいですね。
CM女王だった長谷川京子は口の中が虫歯だらけだという写真が週刊誌に掲載されたことで、消費者から「顔を見ると虫歯を想像する」と言われ、食品関係のCMを全部降ろされ、最終的には食品以外のCMも全てなくなってしまいました。
香里奈もまたCM女王と呼ばれ、スズキのアルトを始め多数のCMに出ていた人気キャラクターでしたが、週刊誌にスキャンダル写真が掲載されたことで一気にイメージダウンとなりCMどころか他の仕事もほとんど失ってしまい、ほぼ引退状態になってしまいました。
スズキは見る目がないのか不運なのか良く分かりませんが、アルトは香里奈(スキャンダル降板)→ベッキー(スキャンダル中) 、ソリオはKATーTUNで「ソリオな5人組」とやってましたが放映開始後すぐに1人脱退してしまい、さらにまた1人脱退者が出て目も当てられない状態に。
満を持して「スキャンダル一切なし、好感度ハイクラス」のタレントを吟味して吟味して慎重に考えてベッキー選んだ結果・・・・ベッキーはスキャンダルが過去にないのですが・・・・・今回が初スキャンダル、しかし、芸能生命の危機というぐらいの大騒ぎになってしまいました。
スズキの広報担当者、寝込むと思います。
本当に気の毒だ!!!
1本3000万円~7000万円というのがサンミュージック所属のTOPタレント・ベッキーのCM出演料相場。
これが10本なので3億~4億は稼いでいたと思われます。
今回の出来事により、ベッキー側はその大きな収入ががなくなるだけでなく、大金をかけてCMを制作し(制作費)、そのCMを流すための枠を買い(電波料)、それに合わせてポスターチラシ店頭POPなどを作ってキャンペーンを行っていた場合などは、単に出演料を返す(もらえない)だけではなくこれらの全てに対して違約金や賠償が発生します。
なぜならイメージが商品だから
そのイメージを、企業は買ったのです。高い出演料はイメージの購入費です。
芸能人やスポーツ選手・文化人などは、その存在自体がイメージそのものだと言えますよね。
スポーツ選手はやはり、
体力、健康、練習、汗、努力、仲間、連帯、勝利、力強さ、挑戦心
といったキーワードがイメージされる存在です。
タイトル(金メダルなど)を取った選手は、特に注目され、
成功者、努力の結果が報われた姿、日本の誇り
などといったさらに上のイメージとなります。
ちなみに女子レスリングの吉田沙保里が昨年末でALSOK(警備会社)を辞めることが記者会見で発表されました。芸能事務所に所属するそうですけれど、これは先々のことを考えて現役の間に道を確保しておこうという考えなのではないかと思います。
それに加え、ALSOKに所属していればALSOKの社員ですから基本的に他のCM出演や番組出演もALSONの仕切りになります。
例えば(実際にどうかは分かりませんが)
社員として破格の待遇と絶大な支援を受けている場合、ALSOKのCMに出てもきっと出演料は僅かです。
また、ライバル会社(例)SECOM の提供する番組に出演することはALSOKが許さないでしょう。
むろんSECOMもNGを出すに違いありません。
でも芸能事務所に所属していれば、フリー入札のようなもので、吉田沙保里に出演してもらいたい場合は事務所に連絡して交渉することになります。(今まではALSOKかご両親が対応)
本業のレスリングならともかく、吉田沙保里もTV出演だ、ロケだ、という話にはスイスイと対応ができなかったそうですけれど、これからはそれらを事務所が代わりにやってくれます。
ALSOKも吉田沙保里の「無敵さ」のイメージを、自社の警備の「安全と安心を提供する」という部分に重ねて、あの「ALSOK体操」を考案して一緒に躍らせるCMにしたのでしょう!
事実、吉田沙保里効果でCMはあっという間に話題になり、Youtube視聴回数もドーンと伸びました。
ALSOKは吉田沙保里を採用して正解だった、という結果になりました。
ベッキーの話に戻ります。
ベッキーに、好感度ハイクラス、スキャンダルなし、No.1ハーフタレント、
動物好きで誰からも愛される優しい性格、愛情、慈しみ、などのイメージを求めて大金を払った企業は本当に頭が痛いと思います。
違約金をいくら積まれても、失った時間は戻りません。
企業はイメージという商品を買い、そのイメージという衣を借りることで自社の商品をPRしたり社名をアピールしたりしようとしているわけで、その点を期待していたにもかかわらず、逆の効果になったからと言って今からCMを作り直したりキャンペーン商材を印刷しなおしたりする時間は無いので、一言でいえば
アウト!
という状態になります。
とりあえず、上記のCMのうち太田胃酸はさっそくCMが入れ替えになりました。
※ベッキーが出ていないバージョンに差し替え。
現場における物理的作業としては全国CMの場合、CM素材を放送する局数分作って、宅急便で送る!
20局なら20セット作って発送。
キャンペーン資材や店頭POPの回収や作り直しがあれば、その作業は想像を絶する大変さになります。
CMの仕事をあっち側&こっち側、どちらも結構長くやっていた私としては
こういう事態は、考えただけで身が凍るような出来事です。
そして差し替え作業という恐ろしい業務も経験したことがありますので、頭がクラクラします。
こういう、「スキャンダルその他何かの理由でいきなりCMが終了する」という出来事が起きると、その裏側の壮絶なドタバタやNOOOO!と絶叫する事務所、怒り狂うクライアント(スポンサー)などなど、さまざまな立場のさまざまな人々の苦悩を想像してしまいます。
もはや諸行無常!ああ無情!って感じです。
ビジネスとお金の話ばかり書きましたが、芸能人や文化人・スポーツ選手などには、人々の夢や希望、あこがれを背負っているという部分もあります。
やはり彼らは特別な存在なのです。
特別な才能や特別な運を与えられてこの世に生まれてきた「特別な人々」には、
特別な役割がどうしても求められてしまう!それも含め特別なのだろう!
ベッキーの出演CMがどのように変化(増減)していくのかを、
密かにウォッチしようと思っている私でした!(苦笑)