米ハワイ州オアフ島のホノルル国際空港が、日系初の連邦上院議員で2012年に死去した同州出身の故ダニエル・イノウエ氏(日本名:井上健)にちなみ「ダニエル・K・イノウエ国際空港」に改名されたそうです。
(4月27日付)
ダニエルKイノウエ氏(日本名:井上健氏)って・・・
見た感じ、角野卓三じゃねえよ的な優しげないい感じのお父さんですけど・・・
▼空母、空港それはアメリカの魂!
空港名になるとは物凄いことです!
それってその、ジョンFケネディ空港とかそういうことですもんね?
見た感じ、角野卓三じゃねえよ的な優しげないい感じのお父さんですけど・・・
▼空母、空港それはアメリカの魂!
空港名になるとは物凄いことです!
それってその、ジョンFケネディ空港とかそういうことですもんね?
日本にも坂本竜馬の竜馬空港がありますが、世界のワイハーの、メイン空港であるホノルルを井上空港にしてしまっていいの?(もうしてしまったようですが・・・)
アメリカでは人の名前がつく順位としては
1.空母 2.空港 というぐらい、歴史に名を残す人でないと命名されません。
その二つはアメリカの魂とも言われる重要な場所(もの)でもあるのです。
▼実は既にイージス艦にも!ダニエルイノウエ!
今回の空港命名に先駆けて、アメリカ国防省は2013年5月に新たに建造するアーレイ・バーク級のイージス駆逐艦に、日本とアメリカの親善に尽くし2012年12月に88歳で亡くなったイノウエ上院議員の名前をとって「ダニエル・イノウエ」と名前をつけることを決めた」と発表しています。
アメリカでは人の名前がつく順位としては
1.空母 2.空港 というぐらい、歴史に名を残す人でないと命名されません。
その二つはアメリカの魂とも言われる重要な場所(もの)でもあるのです。
▼実は既にイージス艦にも!ダニエルイノウエ!
今回の空港命名に先駆けて、アメリカ国防省は2013年5月に新たに建造するアーレイ・バーク級のイージス駆逐艦に、日本とアメリカの親善に尽くし2012年12月に88歳で亡くなったイノウエ上院議員の名前をとって「ダニエル・イノウエ」と名前をつけることを決めた」と発表しています。
あまり話題にはなりませんでしたが、船に名前が残るということは凄いことなんです。しかもアメリカの駆逐艦ですよ!新造船ということでまだその船は完成していませんが、近い将来お目見えすることでしょう、そうしたらきっとまた話題になるに違いありません。
それにしても米国海軍駆逐艦に名を残し、世界のハワイ・ホノルル空港の名前を変えるほどの功績とはいったいどんなものか改めて振り返ってみます。
▼イノウエ氏の功績 「大統領継承順位第3位」
産経新聞によれば・・・
「イノウエ氏は第二次大戦で米陸軍日系人部隊の一員として戦い、右腕を失った。1962年に上院議員に当選し、連続9期務めた。日米友好に多大な貢献をしたとして、米政府から一般市民への勲章としては最高位の「自由勲章」を授与された。」とのこと。
(もっと詳しく)
ダニエル・イノウエ氏は、アメリカ合衆国の政治家。元アメリカ陸軍将校、上院議員、上院仮議長。日本名は井上建。 1963年から50年近くにわたって9期にわたって議員を務めて、名誉勲章まで賜っている。 上院議員に在任していた長老議員であり、上院民主党の重鎮議員の1人であった。
この上院仮議長は、なんと「大統領継承順位第3位」の高位役職であり、アメリカの歴史上アジア系アメリカ人が得た地位としては最上位のものなのだそうです!更に第二次世界大戦時はアメリカ陸軍に従軍し、数多くの栄誉を受けた。アメリカ陸軍での最終階級は陸軍大尉であるとのこと。
「大統領継承順位第3位」ってとんでもない高位役職ですよ?
▼伝説の初登庁、左手での宣誓
下院議員になったイノウエ氏の初登庁は今も伝説として語り継がれているそうです。
議事堂に初登庁したその日のこと、列席した議員たちは手を上げて宣誓を行う。
下院議長「右手を挙手して宣誓の言葉を続けてください」。
しかしイノウエ氏は左手を挙げてこう言ったそうです。
「議長、右手はありません。若き米兵として戦場に置いてきました」
ギョエーカッコイイ!
在りし日のダニエル・イノウエ氏
442連隊とは、第二次世界大戦中、日系アメリカ人のみで編成された部隊です。
そして同時に、アメリカ陸軍史上最強の日系人部隊として今も燦然と栄光に輝く 「アメリカ史上最も勲章を受けた部隊」 であり、イノウエ氏はこの連隊で活躍をしてたのでした。
当時アメリカでは、日系人と日本人移民が収容所に強制的に入れられており、国際世論の反発を恐れたアメリカが、日系人を米国民として扱っている事の証明として、日系人だけの部隊を立ち上げたのです。
442連隊の活躍は目覚ましいものがありました。
1943年に欧州戦線イタリアで大きな戦果をあげ、翌1944年9月にはフランスへ移動し、ブリュイエールにてドイツ軍を迎え撃ち、あっという間にブリュイエールをドイツ軍から奪還しました。その活躍を記念し街の通りには「第442連隊通り」と名づけられたほどです。 ドイツではダッハウ強制収容所の解放や米陸軍史上最も過酷な10の戦いのうちに数えられる「テキサス大隊救出作戦」でも記憶に残る活躍をしています。
1943年に欧州戦線イタリアで大きな戦果をあげ、翌1944年9月にはフランスへ移動し、ブリュイエールにてドイツ軍を迎え撃ち、あっという間にブリュイエールをドイツ軍から奪還しました。その活躍を記念し街の通りには「第442連隊通り」と名づけられたほどです。 ドイツではダッハウ強制収容所の解放や米陸軍史上最も過酷な10の戦いのうちに数えられる「テキサス大隊救出作戦」でも記憶に残る活躍をしています。
ひねくれものの私としては、うがった見方をすると・・・当初は日本人がアメリカでアメリカ兵として戦うことを評価し(叙勲)、アメリカ軍側の正当性をアピールするという戦時中のプロパガンダや世論操作の意味も大いにあったと思われますけれど、442連隊の命を賭けての戦いぶりやその後のイノウエ氏の活躍は、そうした色眼鏡を全て取り払うだけの圧倒的な現実感がありました。
誰もが恐れる山岳地帯に深く入り込んで米兵を救ったり、敵中に孤軍取り残され米軍本隊ですら諦めた救出作戦を壮絶な犠牲を出しながら成功させたり、彼らの残した突出した戦績はイノウエ氏を始めとする442連隊の評価が決して見せかけだけのものではなく本物であったことを証明しています。
▼ベストキッドの中のオマージュ
映画好きな人なら気づいたかもしれませんが・・・・
映画『ベストキッド』(1984年、米)で 主人公ダニエルの師匠であるミヤギ (Keisuke Miyagi) は、「第442連隊に従軍し、名誉勲章を受勲した」という設定であり、ヨーロッパ戦線に従軍したことが明かされる場面があります。主人公ダニエルの名前もダニエル・イノウエのオマージュであろうかと思われます。
ミヤギは日本人(日系人)としてマンザナール収容所に収容されで妻子を失ったことで人と深く関わることを避け、孤独に生きてきたという設定ですが、そしてミヤギ役をミヤギ同様収容所ぐらしを経験しているノリユキ・パット・モリタ氏が演じているのです。
※ノリユキパットモリタ氏は2005年に死去
最後に442連隊の叙勲リストをネットで拾ってきましたので転載しておきます。
▼もっとも多くの勲章を受けた。。。その中身(442連隊の叙勲)
■叙勲 ・・・個人勲章獲得総数18000個(????!!!!)
●議会名誉黄金勲章 1
アメリカ合衆国で民間人に与えられる最高位の勲章
●名誉勲章 21
アメリカ軍における最高の栄誉。戦闘においてその義務を超えた勇敢な行動をし、若しくは自己犠牲を示したアメリカ軍人に授与される
●陸軍殊勲十字章 52
名誉勲章に次ぐ高位の勲章。戦闘において比類ない英雄的行為をした者に授与される
●銀星章 560 (複数回獲得を表す樫葉の追加28)
敵に対する行為において英雄的行動を示した際に授与される
●勲功章 22
遠征などにおける輸送任務を5回以上果たした者に授与される
●陸軍軍人章15
敵に対する行為において生命を危険にさらして任務を遂行した際に授与される
●青銅星章 4000 (複数回獲得を表す樫葉の追加1200)
地上戦闘において、英雄的行為や模範的行為に...際して授与される
●パープルハート章 9486
戦闘によって負傷したアメリカ軍兵士に対して授与される
●大統領部隊感状 7枚
トルーマン大統領が自らの手で連隊旗に、第442連隊としては7枚目の大統領部隊感状を括りつけた。これは合衆国陸軍では初めての出来事。7枚という数字は合衆国陸軍の最多受賞部隊でもある。