昨日に引き続き12月とは思えない気温、冷たい風もなく過ごしやすい1日となりました、奈良県天理市親里ホッケーグランド、全日本選手権予選大会第三日目です。


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社会人一位、赤いユニフォームの名古屋フラーテル対学生二位、すみれ色のユニフォームの明治大学。

明治大学は神戸理事長の母校でもあり、表示灯ホッケーチームはもちろん歴代日本代表チームにも多数の優秀な選手を輩出していました。
一時、その火が消えたかのようにホッケー界において上位から姿を消していた時期がありましたが、さすが名門、近年は各種大会の上位常連校となり、この全日本選手権にも学生二位という輝かしい戦績でエントリーしています。


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試合開始です。

この試合、No.3粥川、No.17橘が控えに回り、NO.13山下が橘に代わってキャプテンマークを預かります。
若い学生チームとの対戦にあわせ、フラーテルも若手を投入しています。新人のNo25若林、No.6川上昇平も出てくることでしょう。



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明治大学が果敢に攻め込みます。
シュートを打ってきました!
フラーテルはこういうプレーにこそ注意を払わねばなりません。
本日もスターティングGKはNo.24新本が務めています。



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まだまとまりがないフラーテルのプレー
攻めきれていません。サークル付近に運びますが得点圏に進めない。ゴール前で待ち構えていたNo.12吉原、しかしボールは大きく外れ、取ることができなかった。
第1Q10分が過ぎ残りは5分、連携がまだ取れていないように感じられます。


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フラーテル、これといったよいシーンがないまま、第1Qを終了、勢いという意味では明治大学の方に軍配があがったように思いますが、例えばフルバック、長澤ありと長澤無しでは空気が変わった。フラーテルの空気ではなく、明治大学側の空気が変わった。

ベテラン選手のにじみ出るような自信や存在感はフラーテルの宝でもあると思います。


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橘と粥川の両巨頭がいないこのゲームを、いかにして勝機に結びつけていくかは中堅の活躍次第でしょう!



第2Qです。なかなかチャンスメイクできません。
だが中盤付近で山部がよいファイトです。


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なんというか
決め手に欠けるなあ


さあ、頑張れフラーテル
一瞬一瞬を大切に


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若林、川上昇平、羽田、佐々木、松本、竹中、山部、GKは新本、これを小野、長澤が懸命に牽引している。
第2Qまもなく終了、予想とは全く違う試合展開になっています。しかしこれもまたフラーテル
今日現地観戦に来てくださったかたは、非常に大事な、貴重な試合を見ておられるのだと思います。


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私もいつもの二倍の写真と、さらに一部動画まで撮っています。2020年頃見直すと、いろいろな意味でびっくりするような資料になるやもしれません。


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試合は0-0のまま前半戦を終了、フラーテルは全員ベンチ深くに下がり、ここからは姿が見えなくなりました。

レストタイムのたびに監督の大きな声が響き渡る明治大学ベンチとは対照的に、静かなフラーテルベンチ。旗は全て縦になり無風を示しています。


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ふつふつと、闘志がみなぎっている気配がします。

次の第3Qはbreakの予感がしますね。
さあ試合が始まります。


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スタンドからはメイジーメイジー!メイジ頑張れー
の声援、そして校歌も聞こえてくる。


明治大学が速攻をしかけてきました。明治大学の攻撃にフラーテルが応戦、明治大学のPCになりました。両チーム合わせて、初めてのPC


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フラーテルは焦る様子もなく粛々と、儀式のようにこれをクリア、GK新本のグラブ付近に当たった鈍い音がしました。


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そうそう簡単には勝てない

でも前半に比べたらかなり良くなってきました。パスを回すだけのスペースがちゃんと作れている。
ゲーム自体も敵陣で展開する時間が増えてきました。しかしフラーテル、ほとんどシュートを打っていない。
ここは果敢に攻めてほしい!


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No.11川上啓がシュート!入らない、しかしこれです、大事なことです!

こちらはNo.4小野、NO.14長澤進路を確保しながら行く手を遮る
本当にうまいですね!小野!長澤!
全く同じシルエットだ

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アクシデントです。倒れているのはNo.23柳本、みな心配そうな表情、ぶつかったのでしょうか?柳本は担架で退場です。柳本の動静は分かり次第お知らせします。

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期せずしてレストタイムが生まれました。
流れは変わるのか、勝機はどちらに来るのか


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ゲームが再開されました。フラーテルの攻撃が激しさをましています。
勝たねばならない一戦にNo.13山下が全力ドリブルでフルバックからセンターまで一気に駆け抜けます、No2川上良平がこれにいち早く反応し逆サイドを並走していく。得点には繋がりませんでしたが少し緊張感が生まれました。

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第3Q終了!


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第4Qです。
このタイミングで、フラーテルのPCです。

吉原が出して、あーストップがうまく行かなかった!


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これは、ああ!痛恨のストップミス!ボールは右に流れた、これをシュート…だめだ!これは厳しい!このPCで一点が欲しかったですね!



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フラーテル頑張れ


試合は残り時間およそ10分といったところか。
しかし、決して不利な状況ではなくフラーテルはよく攻めているし、チャンスは必ず来るだろう。
ゲームのほとんどは敵陣で展開しています。


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残り7分ぐらい、No.11川上啓が大きな声で叫んでいる。
フラーテルのストップミスに乗じてリターンを図る明治大学ですが、こちらもまたパスミスが出てボールを前へ運びきれない。

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ゲームはもう最終盤を迎えています。

ドローでいいぞ!守り抜け!の声が明治大学ベンチから飛んでいます。

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試合終了、0-0です。


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スタンドからは明治大学校歌の大合唱と万歳の声。既に泣いている、泣き声です。
(万歳はまだ早いのでは…。泣くのもまだ早い)

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結局シュートは全部で4本、うち3本が川上啓でゲーム終盤ですね。

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柳本はいま冷やしていますがクロスして相手のひじが頭に当たったようです。意識もあるし普通に会話しているから大丈夫だろう、大事に至らず良かった。ご心配をおかけしました。